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愛犬と散歩に出掛けた時、愛犬が急に立ち止まって歩かなくなったことはありませんか？いくら歩かせようと試してみても、その場から動かなくなってしまい、困ってしまったという飼い主さんもいるかと思います。今回は、散歩のときに愛犬が歩かない理由と、歩かない愛犬を歩かせるための上手な対処方法について詳しくご紹介します。

この記事を読むための時間：3分

散歩で愛犬が歩こうとしない理由

毎日犬に散歩させると、健康のためだけでなくストレス発散にもなるため、欠かさないことが大切です。しかし、散歩に出かけても嫌がってその場で立ち止まったり、最初から嫌がって散歩に行こうとしない場合には、次のような理由が考えられます。

外に出ることを怖がる

小さな子犬や、初めての散歩だと、見たことがない世界に恐怖を感じて、動こうとしなくなることがあります。愛犬にとっては、見慣れないモノや聞いたことがない音、初めて嗅ぐニオイは、とても不安を感じる要因の一つなのです。愛犬の体に触れてみて、緊張して強張っているようであれば、怖くて動けなくなっている可能性があります。

ケガや病気

犬は、ケガをしていて痛みを感じていたり、ケガをしている箇所が気になっていたりすると、歩かなくなる場合もあります。普段とは違う動きや仕草などがあれば、愛犬がケガをしている可能性があるでしょう。

また、病気にかかった犬は歩きたがりません。愛犬が太り気味、または肥満症だと、心臓や足に負担がかかっていることも考えられます。何かしらの病気の場合も、歩くと苦しがることもあります。ケガや病気が疑われるのであれば、早めに動物病院で診てもらうようにしてください。

疲れや身体の衰え

愛犬が高齢の場合、長い時間の散歩は足腰に負担をかけてしまいます。そのため、疲れて動かなくなってしまうことがあります。また、普段よりも遠くまで散歩したり、散歩の合間にたくさん走り回ったりすると、どの年齢の犬でも疲れて動かなくなることがあります。

新しいリードやハーネス

愛犬のために新調したリードやハーネスが原因となるケースもあります。今までとは違う形のものだと、体に触れる箇所が変わるなどして違和感を覚えたり、痛みを感じたりなどして、着けることを嫌がるワンちゃんもいます。

過去の経験からのトラウマ

過去の散歩中にあった出来事がトラウマになっていて、動かなくなるのも理由の一つです。大好きな飼い主に大声で叱られた場所や、吠えられたり追いかけられたりした嫌いな犬がいた場所などには、近づきたくなくて拒否反応を示すことがあります。

散歩中に歩かない愛犬への対処法

愛犬が散歩途中で動かなくなる理由はさまざまですが、その原因に応じた対処をすれば、また歩き出してくれることでしょう。ここで、散歩に出かけても歩こうとしない愛犬への対処法について、いくつかご紹介します。

いつもと散歩の時間・散歩コースを変えてみる

いつも同じ時間・同じ場所で愛犬が動かなくなるようなら、散歩の時間や散歩コースなどを変えてみると良いでしょう。愛犬を苦手なものから遠ざけたり、その状況を変えてあげるだけで、散歩を再開してくれるかもしれません。

普段から、同じ時間に同じコースしか散歩をしていないと、慣れない場所に連れて行った際に、怖がってその場から動こうとしなくなることもあります。かわいい愛犬のためにも、いろんなところへ連れて行ってあげてください。

おやつを与えてみる

愛犬が動かない時には、おやつを与えてみるのもおすすめです。おやつを食べることで気分転換できるので、おやつを与えた後で歩くよう促してやると、自然とまた歩き出してくれるかもしれません。

ただし、散歩中のおやつはクセにならないように気をつけてください。おやつをもらえないと歩かなくなる恐れがあるため、頻度とタイミングを見計らって、おやつを与えるようにしましょう。

なるべく抱っこは控える

散歩中に愛犬が立ち止まって歩かなくなってしまったら、思わず抱っこをしてしまいたくなりますよね。しかし、愛犬のためにも極力抱っこをしないようにしてください。愛犬が「座れば必ず抱っこしてもらえる」と覚えてしまうと、飼い主に甘えて座り込むクセがつくことになる可能性があるからです。愛犬がケガや病気ではなく、元気な状態ならば、愛犬が動くまでじっと待つように心掛けましょう。

愛犬がなぜ歩かないのか理解してしっかりケアしよう

散歩中に愛犬が立ち止まり、その場から歩かなくなるのには、それぞれきちんとした理由があります。歩かない理由を大好きな飼い主に分かって欲しいからサインを出しているのです。今回の記事を参考にして、愛犬のストレスを取り除いてあげてください。